自作名刺・ショップカードの制作ガイド

自分で名刺を作るための制作ガイド

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名刺やショップカードはあなたのビジネスの第一印象を左右する重要なアイテムです。副業や個人事業主として「名刺を作りたいけれど、デザインや印刷のプロセスが難しそうで、何から始めればいいのか分からない…」
そんな初心者のあなたに、自分で名刺やショップカードを作る方法をご紹介します。

私の場合は、デザインソフトの「Canva」を使っていました。理由は、名刺のデザインは直感的に操作できることとテンプレートが豊富だったことです。そして、名刺本体は「名刺用マルチカード」を使いました。掛かる費用もマルチカード代が数百円とコストパフォーマンスが非常に良かったためです。

今回は名刺を制作した経験から、初心者でも迷わずにスタートできるよう具体的な手順を分かりやすく解説します。デザインソフトウェアの選び方や用紙の選び方、さらには印刷品質の向上や仕上げ作業など自作名刺及びショップカードの制作入門編です。

はこのような方におすすめ

・個人の名刺やショップカードをつくりたいけど、どのような方法があるか知りたい方。
・事業を始めたばかりで名刺作成にコストをかけたくない方。

❶自分でオリジナルの名刺やショップカードをつくれることで、ビジネスでの差別化が図れる。
❷制作費用が抑えられるため、コストパフォーマンスに効果的である。
❸名刺以外にもショップカード作成など応用スキルが身につく。

目次

名刺やショップカードを自分で作るメリットとは?

名刺交換をしているビジネスマンの様子

名刺やショップカードを自分で作成することには、いくつかの魅力的なメリットがあります。専門の印刷会社にな頼まなくても、以下のポイントを押さえることで比較的簡単に自作名刺をつくることが出来ます。

個性的な名刺をつくるチャンス

自身で作成するメリットは自分で名刺を作ることで、自身やビジネスの専門性をアピールする個性的な印象を与えることができます。適切なフォント、カラー、そしてレイアウトを選ぶことで、相手に自信と信頼を与えることもできます。デメリットは、デザインやフォントなどに凝ってしまうと予想以上に時間がかかることもあることです。

自作の名刺は、個性や独自性を表現する絶好のチャンスです。会社の名刺に加えて個人名刺を作りましょう。セカンドキャリア戦略としての将来の人脈づくりに個人名刺が活躍します。

自作するメリット

❶制作費用を抑えられる⇒プロのデザイナーに名刺を作成してもらうよりも、自分で作ることで費用を節約できます。デザインや印刷にかかるコストをカットできるため、予算の範囲内で高品質な名刺を手に入れられます。

❷カスタマイズの自由度が高い⇒自分で名刺やショップカードを作成することで、細部までカスタマイズする自由度が高まります。ロゴ、アイコン、レイアウト、色など、自分のビジョンに合わせて調整できます。自身のSNSなどQRコードなどを配置したり、また表と裏で内容やデザインを思いのまま調整できます。

また、早急に名刺が必要になり、印刷会社に頼んでいる時間がないときなど自作が出来ると短期間で作成できるメリットもあります。

制作プロセスが学びの機会となる

名刺やショップカード作成のプロセスは、デザインの基礎を学ぶ良い機会です。デザインソフトの使い方やデザイン原則を実践的に学びながら、新たなスキルを磨くことができます。デザインソフトを使いこなすことでスキルアップにも繋がります。デザインの基礎はこちらの記事をご覧ください。

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自作名刺作りに必要な道具と材料

名刺を制作している女性の様子

名刺を自分で作成するには、いくつかの道具と材料が必要です。ここでは、初心者でも使いやすいものを紹介します。

デザインソフトウェアの選択

名刺やショップカードのデザインには、使いやすく多機能なデザインソフトウェアが必要です。初心者向けには、CanvaやWordなどの無料で使えるツールがおすすめです。

これらのツールはテンプレートやドラッグ&ドロップ機能を備えており、デザインの基礎がなくても美しい名刺を作成できます。普段使い慣れているまたは使いやすいソフトの方が挫折しにくいです。

ちなみに私は、会社員時代に取引先あての年賀状作成を12月になると作成していました。会社では年賀状作成ソフトを使用していましたが、非常に動きが重たく操作に時間がかかっていました。職業訓練校に入校後、授業で「ワード」と「エクセル」を連携させて年賀状を作成させる方法を教えてもらい、比較的スムーズに作成することが出来ました。

「Canva」などのソフトが名刺づくりで使いこなせるようになると、ショップカードや年賀状作成の他、ステッカーやパンフレット作成のスキルも身につくようになりデザイン作成の視野が広がります。

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用紙の種類と選び方

A-oneマルチカードの写真

私は文具店やAmazonで手に入る「A-ONE」の名刺用マルチカードを利用しています。両面印刷が可能なうえ、簡単に切り離しができてとても便利です。私が使用している「両面クリアエッジタイプ」はミシン目とは違いサッとはがせて、用紙のまわりがすっきりしています。

実際に印刷する場合は、エーワンラベル&カード作成ソフト「ラベル屋さん」が利用できます。もちろん無料で使えますし、テンプレートや素材も豊富にそろっていてとても便利です。

カラープリンターの選択と設定

自身で名刺やショップカードを印刷するためには、家庭用のカラープリンターが必要です。予算とニーズに合わせて選ぶことが大切です。また、印刷設定も適切に行うことで、鮮明な印刷結果を得ることができます。

名刺作成に使うのであれば、写真などの掲載を考慮して6色以上のインクジェットプリンターが重宝します。名刺以外に年賀状や一般的な印刷に使うのであればどのメーカーでも性能に大差はありません。

自作名刺の基本デザインガイドライン

ラベル屋さんのホームページ画面

名刺のデザインにおいて、基本のガイドラインを押さえることは非常に重要です。これらのポイントを守ることで、分かりやすくプロフェッショナルな名刺を作成できます。

レイアウト設計のポイント

名刺のレイアウトはシンプルで整然としていることが重要です。情報が詰まりすぎず、適切な余白を保つことで読みやすさが向上します。また、重要な情報をわかりやすく配置することで、受け手が必要な情報にすばやくアクセスできるようになります。

フォントと文字サイズの選び方

適切なフォントと文字サイズの選択は、名刺の印象を左右します。読みやすいフォントを選び、見出しや本文の文字サイズを調整することで、情報をわかりやすく伝えることができます。

カラーや配色の選択は、名刺のブランドイメージを形成する重要なステップです。主要な色を選び、それに調和する色を組み合わせることで、一貫性のあるデザインを実現できます。

ロゴやアイコンの適切な配置

名刺にロゴやアイコンを配置する際には、バランスと視覚的な興味を考慮する必要があります。重要な要素を目立たせ、過剰に混雑させないように注意しましょう。

基本のデザインガイドラインに従って名刺をデザインする際のポイントを理解することで、分かりやすく魅力的な名刺デザインを作成することができます。

自作名刺・ショップカードデザインのアイデアの収集

名刺デザインを考える際、インスピレーションとアイデアを収集することは個人の名刺づくりに重要なプロセスです。以下では、初心者でも取り組みやすい方法を紹介します。

他の名刺デザインから学ぶ

他の名刺デザインを情報収集し、自身で「いいな」と思えるデザインから学ぶことは重要です。同業他社や異なる業界の名刺を見て、どの要素が印象的なのか、どのように情報が配置されているのかを注意深く観察しましょう。その際、自分の名刺デザインにどのアイデアを応用できるかを考えると良いですね。

参考になるお勧めの書籍はC&R研究所著書「おしゃれ名刺&ショップカードアイデアBOOK」です。
自身で名刺を作る際にブランディングのため個性的な名刺デザインを作ろうとしてどんな感じにしたらよいのか迷ってしまいそうです。そんな時デザイン見本を参照される方にピッタリの書籍です。カジュアルな名刺から、スタイリッシュ、カジュアル、女性むきなど様々な業種で参考になるサンプルが大量に提案されています。Illustrator形式、Wordで使えるPNG形式のデータも用意されていて幅広い分野で活用できます。

デザイントレンドの活用

デザインは常に進化しており、トレンドも日々変化しています。ウェブサイトやデザイン雑誌を通じて最新のトレンドを把握し、自分の名刺に取り入れる方法を考えましょう。ただし、トレンドを取り入れる際には、自分のブランドやメッセージに合ったものを選ぶことが大切です。

特に自身の副業や個人事業主として取り組まれている場合は、事業内容やブランディングに沿った内容を訴求するデザイン内容を考慮する必要があります。

個性的なアイデアを見つける方法

個性的な名刺のアイデアは、名刺を記憶に残すために重要です。日常生活や趣味、業界の特徴などからインスピレーションを得ることができます。たとえば、趣味のアクティビティをシンボルとして使ったり、業界特有のアイコンを取り入れたりすることで、ユニークな名刺を作成できます。

印刷と仕上げの手順

名刺の仕上がりの写真

名刺のデザインが完成したら、印刷と仕上げの段階に入ります。以下では、初心者でもスムーズに行える手順を紹介します。

印刷前の注意点と準備

印刷する前に、いくつかの重要な注意点と準備が必要です。まず、印刷用ファイルを適切な形式(JPEG、PNG、PDFなど)に使用するソフトに応じて変換しましょう。また、用紙の種類やサイズに合わせて設定を調整し、印刷の品質を確保します。

印刷品質の向上のためのヒント

印刷品質を向上させるためには、印刷設定や用紙の選択が大切です。用紙がズレないようにするには「手差し印刷」がお勧めです。また、印刷前にプリンターのヘッドクリーニングを行うことも忘れずに。

カッティングや仕上げ作業のステップ

印刷する場合に必ず試し刷りをおこない、配置のズレがないか、画面上の色やレイアウトがイメージ通りに仕上がっているのかを必ず確認しましょう。確認が完了し印刷がしあがったら、カッティングや最終の仕上げ作業に移ります。用紙のサイズに合わせて正確にカットし、仕上がりの品質を高めましょう。カッティングの仕方は使用している用紙よってさまざまです。

自作名刺・ショップカードづくりのまとめ

今回は、初めての名刺・ショップカードづくりとしての基本的な手順をお伝えしました。せっかく名刺やショップカードをつくるのであれば、あなた自身をアピールできる個性的な名刺をつくりたいと思わているはずです。

自身で名刺作りを始める方はデザインに入る前に、必要な道具と材料を整えましょう。デザインソフトは初心者向けのものが多く、CanvaやWordなどはテンプレートが豊富にあり大変便利です。

最後に、印刷と仕上げの手順を確認します。印刷前に設定を調整し、印刷品質を向上させましょう。そして、カッティングや仕上げ作業を行い、名刺を完成させます。

自作名刺を作成する場合、上記ツールを使って制作できます。しかし、100枚以上の枚数が必要な場合や個人で作る時間や手間がかけられないと思われる方はWeb印刷通販サイトを利用する方法もあります。おすすめは、株式会社マヒトが運営する「マヒトデザイン」です。Webサイトから名刺テンプレートを選択してデザイン注文が出来ます。私も開業当初は利用していました。費用も手ごろで高品質でした。

この記事を通じて、オリジナルの魅力的な名刺やショップカードを作ってみませんか。あなたの名刺やショップカードがあなたのビジネスのイメージを高めるお手伝いができれば幸いです。

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