職業訓練校と聞くと、基礎的なことしか学ばないから「スキルアップに役立たないのではないか」とマイナーなイメージを抱いてしまいます。私も同様に感じていました。また、職業訓練校における短期間の「詰め込み教育」では時間の無駄ではないだろうかと「不安材料」ばかりに目についていました。
しかし、訓練校の授業では、講師に分からないところをすぐに質問して解決できることが最大のメリットです。ほかにも「どの内容を学習して進めばよいのか」などのアドバイスをしてもらえるなど、独学では得られない体験でした。
そこで今回は、Webデザインやプログラミングに興味があり、Web系の転職や仕事を考えている方に参考になればと思い職業訓練校のWebコースの体験を記事にまとめてみました。
- Web系企業の就職目指して職業訓練校の受講を検討されている方
- プログラミングやWebデザインに興味がある、またはスキルを習得したい方
Webデザインやプログラミングのスキルを学ぶためには、高額な費用や長期間の学習が必要な場合があります。その点、職業訓練校は実践的なカリキュラムに特化した教育機関であり、多くの人々が自分に必要なスキルを格安で習得するための場所として利用されています。
職業訓練校のカリキュラム概要
職業訓練校でどのような授業が行われているのか
職業訓練校では、専門的な技術や知識を学ぶためのカリキュラムを限られた時間枠で習得できるようにスケジュールが組まれています。具体的には、講義や実習、ワークショップ、インターンシップなどがあります。専門分野によっては、パソコンや機械を使用した実技講義もあります。また、職業訓練校では、実際の現場で必要とされるコミュニケーション能力や人間力の向上を目指した授業もあります。
実際通っていた職業訓練校の一例を挙げると、次のような授業がありました。
○「他人紹介」・・・隣の席の方に対して聞き取りをして、みんなの前で隣の方の事を「自己紹介」のように発表すること。
○「プレゼンテーション」・・・ホームページ制作をグループで作成し、制作物をパワーポイントにまとめてプレゼンテーションするなどがありました。
これらの授業では、相手の話を聞く力や、自分の意見を適切に伝える力、プレゼンテーションの構成や話し方などを学びます。また、これらの授業での実践的な演習を通じて、企業においてのプロジェクト進行やクライアントとの交渉など自信を持ってコミュニケーションできることに役立ちます。
職業訓練校で身につけることができる技術や知識だけでなく、コミュニケーション能力や人間力を向上させることも重要です。これらのスキルは、就職やキャリアアップにも大きく影響してきます。
職業訓練校でのカリキュラムの特徴
職業訓練校のカリキュラムは、各学校によって授業のレベルはさまざまの様です。Web系の学校では、実際にプログラムを作成したり、デザインを制作したりすることが多いです。また、企業や実務現場と連携した授業や、業界で活躍する人材を招いての講義もあります。
職業訓練でのカリキュラムに含まれる科目とは
私が通った職業訓練校のカリキュラムには、Webプログラミング、Webデザイン、マイクロソフトOfficeなど多彩な科目がありました。
Webプログラミング・マイクロソフトOfficeで
- HTML、CSS、JavaScript
- PHP
- MySQLなど、Webサイト制作に必要な技術
- Word
- Excel
- PowerPoint
- ビジネスに必要なソフトウェアの使い方など
その他にも、Webデザインでは、「Photoshop」や「Illustrator」などのツールを使って、Webサイトのデザインを制作すことを学びます。私の学校の場合は、「GIMP」というツールを使って画像処理を学びました。
カリキュラムの内容は、職業訓練校によって異なります。自分が学びたい科目を確認して、自分に合った職業訓練校を選ぶことが大切です。
職業訓練校での資格取得
職業訓練校での資格取得は、就職やスキルアップに欠かせないものとなっています。実際私が通っていた学校では、Microsoftオフィスの「エクセル」「ワード」「パワーポイント」から「Webクリエイター能力認定試験」などさまざまな資格取得の授業がありました。
職業訓練校で取得できる資格とは?
職業訓練校では、各業界で求められる資格を取得することができます。例えば、WebプログラミングやWebデザインなどのIT関連の資格、簿記やビジネスマナーなどのビジネススキルに関する資格、介護や福祉に関する資格などがあります。資格取得によって、自分のスキルアップにつなげることができます。
資格取得のメリットとデメリット
資格取得のメリットは、就職に有利になることやスキルアップに繋がることが挙げられます。また、資格を持っていることが、自信につながることもあります。一方、デメリットとしては、資格取得には一定の期間や費用がかかることがあります。また、資格取得が必ずしも就職やスキルアップに繋がるわけではないため、その点については注意が必要です。
「Webクリエイター能力認定試験」の資格取得については、次の記事にまとめています。学校の授業では、先述のWebクリエイターが使うソフトの技術的なスキルと合わせて知識的なスキルも学べる内容です。
資格取得に必要な期間や費用について
資格取得に必要な期間や費用は、取得する資格や職業訓練校によって異なります。一般的には、数か月程度の期間が必要であり、教科書代など費用については、数万円程度かかるのが一般的です。詳細は各校の公式サイトなどで確認することをおすすめします。
❶職業訓練校での資格取得は、自分自身のスキルアップや就職に繋がるため、今後のキャリアアップにつながるものとなります。
❷職業訓練校では同じ境遇のクラスメートや講師との情報交流ができる。
❸職業訓練校が資格試験場として使われることがあり、使い慣れた教室で受験することができる。
私の訓練校ではマイクロソフトOfficeのカリキュラムがあり「ワード」「エクセル」の資格取得が出来ました。「ワード」を学習することで「タッチタイピング」が出来るようになります。パソコン操作が格段に速くなりました。「ワード」の資格取得についてはこちらの記事にまとめています。
職業訓練校での実践的なカリキュラムのメリット
職業訓練校の実践的なカリキュラムには、実践的な演習や現場での実習が含まれています。このカリキュラムには以下のようなメリットがあります。
・現場に近い形で学ぶことができるため、就職先での業務に必要なスキルや知識を習得できる。
・実際の業務に携わることで、自分自身が業務に適しているのか、適性を見極めることができる。
・ミスや失敗を経験することで、自分の成長や課題を見つけることができる。
実践的なカリキュラムで身に付くスキル
実践的なカリキュラムでは、職場で必要なスキルや知識を学ぶことができます。例えば、WebデザインやWebプログラミングなどのITスキル、オフィスソフトの操作、ビジネスマナーなどが含まれます。これらのスキルは、実践的な演習や現場での実習を通じて身に付けることができます。
実践的なカリキュラムを重視する理由
実践的なカリキュラムを重視する理由は、現場に近い形で学ぶことができるためです。実習や演習を通じて、業務に必要なスキルや知識を身に付けることができます。また、実習や演習を通じて自分の適性や課題を見つけることができるため、就職活動の際には自分自身をアピールすることができます。さらに、就職先での業務に適した人材を求める企業にとっては、実務経験のある人材を採用したいというニーズが高まっており、実践的なカリキュラムを重視することが求められています。
実践的なカリキュラムで人気のあるオンラインスクール「デイトラ」においては、厚生労働省の求職支援制度をつかってWebデザインデザインを学べるコースを開講しています。詳しくは下記の記事をご覧ください。
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職業訓練校でWebデザイン学ぶメリットのまとめ
職業訓練校に入校することで、WebプログラミングやWebデザインに興味がある方が知識や技術を習得すために学習する場としてはコストパフォーマンスは最強と思われます。また、職業訓練校では資格取得のための指導も行われており、さまざまな資格を取得することができます。
私の場合、Webデザインに興味があり独学でオンラインの学習ツール「プロゲート」や「ドットインストール」などを使いHTML、CSSの勉強していました。しかし、独学だとなかなか次に進めず途中で挫折を繰り返す日々でした。
しかし、職業訓練校に通うことで自分が目指す職種に必要なスキルや知識を習得することができるだけでなく、挫折することなく実際の現場で必要とされる能力を身に付けることができます。また、Web系の企業の就職に必須のポートフォリオ(実績見本)制作も実習で作成できます。
また、自分自身での就職活動に加えて、職業訓練校の就職支援を利用することで、自分に合った職業や企業を見つけることができます。訓練校での就職支援は、求人情報の提供や面接対策、履歴書の作成など、様々な支援を受けることができます。
以上のように、職業訓練校での就職支援は、自分に合った職種を見つけるための情報提供や、就職活動に必要なスキルの習得、企業とのマッチング支援など、様々な面で支援してくれます。就職活動に自信がない方や、自分に合った職種を見つけることができない方は、是非利用してみることをおすすめします。