タッチタイピングが早くなるコツ

タッチタイピングで仕事効率を上げるイメージ画像

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令和の現代では、会社の業務でパソコンを使って作業や管理を行うことが当たり前になってきていますね。例えば、取引先とのメールや業務報告書など文章を書く業務などがそうです。しかし、パソコンを使って文章を入力していくことになると人によって作業時間が大きく違ってきます。そもそもタイピングやショートカットキーを知っていて使っている人によってその差が生まれてくるものです。

そのなかでも、作業効率が向上するのがタイピング能力です。そこで、タイピングを行う基本として知っていてほしいのが「タッチタイピング」になります。手元のキーボードを見ないで指先の感覚だけでキーを正確に打つタイピング技法です。この技法を身につけることで、文字を打つスピードが格段に上がり、作業面での「タイムパフォーマンス」に効果が上がることは間違いありません。

このタイピング技法は、以前「ブラインドタッチ」と言われていました。しかし、1990年代後半から差別的な用語になるという事で現在の「タッチタイピング」という言い方が正しい使い方になります

とはいえ、タッチタイピングはそう簡単に習得できるものでもありません。それまでの個人のタイピング癖があるためです。それを克服するには、指のホームポジションを覚えて無意識のレベルで指を動かせるように練習する必要があります。正しい姿勢で、繰り返し練習することも成長の鍵となります。今回は、タッチタイピングのコツと練習方法を具体的に解説していきます。

  • 仕事でパソコンを使っている方で作業効率の向上を考えている方
  • タッチタイピングの習得方法を知りたい方

❶タッチタイピングを習得することで、タイピングスピードが上がりタイピングミスが減る、視点の移動が減るため目が疲れにくくなるなどメリットがある。
❷一本指や自己流のタイピング期間が長いと基本の「ホームポジション」をマスターするための練習時間がかかる場合がる。
❸タッチタイピングを習得するためには毎日短時間でもいいのでタッチタイピングの練習をすることがあ重要。

目次

タッチタイピングで作業効率を上げよう

女性がタイピングで仕事をしている様子

タッチタイピングとは、キーボード上の文字を指で見ながらではなく、キーの位置を覚え、指の動きを習得してタイピングをする方法です。指の位置を覚えることで、目で文字を追いながらタイピングする必要がなくなり、文字入力がスムーズになります。

タッチタイピングのメリットとは

タッチタイピングを習得することで、以下のようなメリットがあります。

・タイピング速度がアップする
・タイピングの正確性が向上する
・腕や肩などの負担を減らすことができる
・タイピング作業のストレスが軽減される

タッチタイピングが出来ることで仕事効率が2倍になる

タッチタイピングのメリットは、スピードと正確性が向上することです。キーボードを見なくても、指が勝手に動くようになり、ストレスなくタイピングができるようになります。また、タッチタイピングをすることで、疲れにくくなり、長時間の文章作成やデータ入力作業でも疲れにくいです。

これらのメリットを享受するためには、キーボードの配置と指の位置を覚え、リズムに合わせてタイピングする練習を積む必要があります。また、タッチタイピングとともにショートカットキーのも習得するとキーボード操作が爆速すること間違いなしです。

「ワード」や「エクセル」検定を目指している方にとっては必須と言えるスキルです。特に、タイピング技術においては10分間で何文字入力できるかで目指す検定試験のレベルが左右されるほどです。

また、時短テクニックとして「ショートカットキー」を習得するとさらにパソコン操作の仕事効率が向上できます。

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正しい姿勢でタイピングすること、日々キーボードに触れ30分でもいいので入力練習することがタッチタイピング上達のコツです。後述するタイピングゲームなどを利用すると無理なく練習が進められます。

タッチタイピングの練習方法

パソコンでタイピングをしている女性の写真

「タイピング」習得のポイントはキーボードの配置を覚えることから始めます。最初に下記ホームポジションを覚えましょう。指の配置を意識することで正確性が向上します。また、タイピング練習サイトを使うことで、自分の課題にあわせた練習ができるようになりました。

キーボードの配置を覚えよう

キーボードの配置を覚えることは、タッチタイピングを始める上で非常に重要です。キーボードはQWERTY配列が一般的で、キーの配置はほぼ全てのキーボードで同じです。配列を覚えることで、指の動きがスムーズになり、タイピングスピードが向上します。

基本のホームポジション(指の位置)を覚えよう

キーボードのタイピング練習イメージ画像

タッチタイピングでは、「ホームポジション」と呼ばれる基本の指を置く位置があります。
キーボードのアルファベッド「F」と「J」には指で触ると突起があります。この突起の上に左右の人差し指を乗せて、手をキーボード上に構えます。

左右の各指の担当する「キー」で打鍵し、必ずホームポジションに戻せるようにすることが大切です。どこにどの「キー」があるかを頭で覚えるのではなく、指の感覚で覚えるようにすることが習得の早道です。

ホームポジション(指の位置)のポイント

①「F」キー⇒左手の人差し指
②「J」キー⇒右手の人差し指

以上の「キー」が入力の起点となります。この指の位置が基本のホームポジションです。常にこのホームポジションに指を戻すようにしましよう。

タイピング練習アプリを使おう

パソコンのキーボードを叩いている写真

タイピング練習アプリは、タッチタイピングを効率的に練習できるツールの一つです。多くのタイピング練習アプリは、基本的なタイピングの練習から、文章や単語などを使った応用的な練習まで幅広い種類の練習ができます。アプリによっては、自分が練習したいレベルやテーマに合わせて、練習内容を選択することも可能です。

また、タイピング練習アプリには、タイピングゲームもあります。これらのゲームは、タイピング練習をより楽しく効率的に行うことができます。ゲームによっては、スコアを競うことができたり、クリアするためには一定以上のタイピング速度が必要となったりするため、モチベーションを維持することができます。

タイピング練習アプリを使うことで、自分のタイピングスキルを向上させることができます。練習履歴を振り返り、自分の進捗を確認することで、目標達成のための具体的なプランを立てやすくなります。

アプリによっては練習履歴が残るため、自分の進捗状況を確認できます。

次によく利用されているタイピング練習アプリを紹介します。

寿司打

パソコンのソフト寿司打のイメージ画像

「寿司打」はゲーム感覚でタイピングの練習が出来るオンラインソフトです。会員登録する必要がなくすぐに利用できます。「寿司打をPlay」をクリックし「スタート」で自分のレベルに合わせてコースが選べます。

寿司打スタート画面
寿司打管理画面

「設定」でひらがな表示やBGM、効果音など自分好みの設定が可能です。使っているうちにいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

寿司打設定画面

「Neutral」というサイトではそのほかにも「タイピングゲーム」が数種類あります。面白そうなゲームがあれば試してみてください。

タッチタイピングゲームの画面

e-typing

イータイピングのイメージ画像

「e-typing」は、メールアドレスで会員登録が必要です。自分のレベルに合わせて練習メニューが選べます。個人のレベルに合わせて練習ができ、苦手な入力文字を集中的に練習したり、細かい設定や練習メニューが作れるメリットがあります。自分のレベルの進捗状況が把握しやすくモチベーションが維持しやすいオンラインソフトといえます。

実践!タッチタイピング

実践タッチタイピングのサイト画像

FUJITSU-FMVサポートの「実践!タッチタイピング」は、楽しくタイピングができるサイトです。とくに会員登録は必要ありません。簡単にタイピングが楽しめます。「ローマ字入力」と「かな入力」が選べます。タイピングスピードを意識するのであれば「ローマ字入力」がおすすめです。

タッチタイピング習得のコツとは

正しい姿勢でタイピングしよう

テキスト用台の写真
テキスト台
テキスト台使用例写真
テキスト台の使用例

タイピング練習用のテキスト台使用例
次の画像はタイピングの練習用に使うテキスト用の台(右)と使用例(左)です。テキスト本はページを固定するため大きめの目玉クリップて止めています。テキスト用の台(折り畳み式)と大きめの目玉クリップいずれも100円均一で購入できます。

タイピングの練習をする上で、正しい姿勢を心がけることは非常に重要です。まずは座高がしっかりと床につき、背筋を伸ばして、目線は画面に向けるようにしましょう。キーボードとモニターの間には、適切な距離があると効率的にタイピングできます。

また、キーボードを手前に倒し、手首が無理なく自然な位置にあるように調整しましょう。これらの姿勢を身につけることで、疲れにくく効率的にタイピングができます。正しい目線で、タイピングするために上の画像のようにテキスト台を使うと正しい姿勢が保てます。

ゆっくりと練習しよう

タイピングを上達させるためには、スピードよりも正確性を重視することが大切です。最初のうちはゆっくりと、指の位置を確認しながら、正確に打てるように練習しましょう。少しずつ速度を上げていくと、自然と指の動きもスムーズになります。焦らず、無理をせずに練習を続けることで、徐々に上達していくことができます。

1~2ヶ月して慣れてきたら手元を見ずにモニター画面のみを見ながらタイピング出来るようになります。そこからスピードを重視するようにし、徐々に入力スピードを上げるように意識していくといいと思います。

ミスを恐れずに練習しよう

初めから完璧に打てるようになることはありません。ミスを恐れずに練習することで、自分の弱点を見つけ、克服することができます。ポイントは手元を見ずにモニターだけを見ながらタイピングし続けることです。そして、同じ場所で何度もミスを繰り返してしまった場合は、その単語や文字を重点的に練習することで、克服することができます。

日々の練習を継続しよう

タッチタイピングを習得するには、毎日の練習が欠かせません。1回の練習の量を増やすよりも、継続して練習することが大切です。短時間でも毎日コツコツと練習することで、徐々にタイピングスピードが向上していきます。具体的には、毎日30分程度の練習を心がけましょう。紹介した「寿司打」や「e-typing」の1コースずつでも日々コツコツ続け、1~2ヶ月もするとタイピングスピードが上がってい来るのが分かります。

目標を持って練習しよう

目標を持ってタッチタイピングの練習をすることも大切です。例えば、10分間に500打以上を目指したり、特定の文章を10分以内にタイプできるようになることを目標にするなど、自分に合った目標を設定しましょう。目標を設定することで、モチベーションが上がりますし、達成感を味わえます。

タッチタイピングが早くなるコツと練習方法まとめ

タッチタイピングは、キーボードを見ずに指を正確に打ち込む技術のことです。初めは難しく感じるかもしれませんが、練習することでスピードと正確性が向上し、快適なタイピングを実現できます。仕事の業務効率アップ、またワード・エクセルなどの資格取得や転職活動にも期待できます

タッチタイピングをするには、キーボードの配置と指の配置を覚えることが必要です。また、タイピングのリズムをつかむことも重要です。タイピングゲームや練習アプリを使うことで、練習効果を高めることができます。タイピング練習サイトを利用することもできます。

職業訓練校に通ってから始めて「タイピング」の基本といえる「10分タイピング」の練習をした経験があります。それまでは、独学のため自分流のタイピングをしていたため、報告書など文章を書く業務はすごく苦手で時間がかかっていました。

初めの内は、「ホームポジション」でタッチタイピングの入力をすることは難しいかもしれませんが、練習を続けることで誰でも上達することができます。例えば、最初は10分で200文字程度のタイピング力の人でも、数週間練習を続けることで10分で700文字のタイピングができるようになったという人もいます。

独学でタイピングしていた時の癖が抜けるまで時間がかかる場合もあります。ただし、コツコツ続けることで必ず成果を出せるので、ぜひ挑戦してみてください。

また独学には自信がないといわれる方は、「ストアカ」など低予算でも学習できるオンラインスクールを活用してみてはいかがでしょうか。

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