職業訓練校の筆記試験対策【体験談】

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ハロートレーニング(職業訓練校)を受講するためには、各訓練校の入校試験を受験する必要があります。各訓練校によって試験内容は異なりますが、多くの訓練校で取り上げられている科目は「国語」と「数学」です。

それぞれ「中学校卒業レベル」というところが多いようです。しかし筆記試験の内容を見てみると、数学は高校1年生程度のレベルと出題範囲が非常に広範囲わたります。そのため、どこから手を付けてよいものかと迷ってしまいます。

この選考試験に合格しなければ職業訓練校を受講することが出来ません。また選考試験と面接が試験当日に実施されるところも多くその対策が必要となってきます。

受験科目が「中学校卒業レベル」と思って軽く考えていると痛い目にあいます。いずれにしろどのような問題傾向なのか確認することが必要です。そこで「過去問題」を中心に出題傾向を探っていきましょう。

  • 職業訓練校の受験を検討されている方
  • 職業訓練の筆記試験対策を考えている方
目次

筆記試験対策のポイント

【体験談①】まず受験するにあたって「過去にどのような問題を出されていたか」ということが気になりました。そこで調べたのが職業訓練校の過去問題です。ハローワークのハロートレーニングのページで各都道府県別 職業訓練 過去問題のページで確認することが出来ました。(一部制限があります)。

【体験談②】私が受験した福岡の職業訓練校は過去問はサンプル程度の内容しかない状況でした。そこで、他府県の過去問(長崎、広島、埼玉、東京など)を出力し、どのような出題範囲なのか確認しながら時間内に解けるよう練習していました。

職業訓練校の一つの筆記試験対策として、過去問題を活用することで、効率的に実践力をつけ、試験形式に慣れ、自分の弱点を克服することができます。試験範囲が広範囲すぎるがゆえに、まずは手始めに過去問題を使った勉強法を検討してみてはいかがでしょうか。

過去問題を使った勉強法ポイント

❶過去問題を使った勉強法は、現在の自分の実力を知ることができ、自己分析にも役立ちます。
❷過去問題には限界があり、常に新しい問題に対応するためには、過去問題以外の勉強法も併用する必要があります。

職業訓練校の過去問題とは

過去問題とは、各都道府県のハローワークのホームページで、過去に実施された入校試験の問題を見ることが出来ます。 

(引用元:都道府県別 職業訓練 過去問題

過去問題は、筆記試験に出題された問題を実施年度ごとにまとめてあります。また、同じ形式の問題が出題される傾向があります。職業訓練校の過去問題には、実際に出題された問題が含まれているため、受験に役立つことは言うまでもありません。また、解答、解説、対策が記載されている問題もあります。

都道府県によりバラツキがあり、サンプル問題のみのところもあります。

職業訓練校の過去問題の種類

過去問題には、学科試験の過去問題や実技試験などがあります。種類によって出題傾向が異なるため、受験対策のためには適切な問題を選ぶことが重要です。各都道府県をまたいで、実施年度別に確認してみましょう。問題だけではなく解答や解説もついているところもあります。

(国語、数学の出題例)

国語の問題
国語問題
数学の問題
数学問題

適切な問題の選び方

適切な問題を選ぶことは、効率的な勉強のためにも非常に重要です。まず、自分が受ける都道府県の入校試験に適した問題を選ぶことが必要です。また、問題の難易度や出題形式にも注目しましょう。自分の現在の実力に合わせた適切な難易度の問題を選ぶことで、無駄な時間を使うことなく効率的な勉強ができます。

さらに、問題の出題形式にも注目しましょう。例えば、職業訓練校の筆記試験では、選択式問題や記述式問題などがあります。

また、問題には解答や解説がついているものもあります。解答がついている問題を選ぶことで、自分で解いた問題の正誤判定ができます。解答解説がついている場合は、自分が理解していない問題についても、解説を読むことで理解を深めることができます。

このように、適切な問題を選ぶことで、無駄な時間を省き効率的な勉強ができます。また、問題の選び方にも注目してみてください。過去問題を解くことで、自分がどの程度理解しているかどの分野に苦手があるかを把握できます。

すべての問題について解答と解説がなされていない為、注意が必要です。いずれにしても「出題傾向を探る為のもの」として捉えることです。

過去問題を活用した効果的な勉強方法

授業内容の問題をノートで解いている様子

過去問題を活用することで、本番の筆記試験に近い形で勉強ができ、自分がどの程度理解しているのかを確認することができます。

①目標を明確にすることが大切です。自分がどの程度のレベルまで達成したいのかを考え、具体的な目標を設定しましょう。
②過去問題を使った学習計画を立てましょう。自分が苦手とする分野を把握し、時間配分を決めます。
③過去問題を解く際には、解き方のポイントを押さえることが重要です。
④復習をすることで、自分の理解度を深めることができます。
⑤自己評価を行い、今後の学習の方向性を決めましょう。

また、過去問題を使った学習計画においては、どの問題から解くか、試験日迄を逆算し何日までにどの項目迄学習するかなどを計画的に進めていくことで、勉強効率が大幅にアップします。そして、過去問題を解く際には、解き方のポイントも押さえておく必要があります。

例えば、数学の問題においては、公式や計算の手順をきちんと覚え、応用問題にも対応できるようにしましょう。試験においては、意外と出題範囲が広く時間の割に出題数も多いです。いずれにしても時間との勝負になります。

過去問題を使うことで、自分の実力を確認し、本番の試験に近い形で勉強することができます。また、過去問題を活用した学習計画を立て、効率的に学習することができます。基本的な問題の解き方などは「YouTube」などにたくさんアップされているので参考にしてみてください。

特に数学の過去問題を解いていると忘れていることやわからないことなどがありました。YouTube動画に非常にわかりやすい解説があり、特に「数学のトリセツ」はよく利用していました。

過去問題の復習方法

出題範囲は主に中学、高校時代の教科(国語、数学など)など久しぶりに目にする問題が多いと思います。正答率の低かった問題をピックアップして、再度解くことで、理解度を深めることができます。そして、自分の弱点や課題を洗い出し、そこに集中的に取り組むことで、実力の向上に繋がります。

❶間違えた問題の解説を確認する
問題集を解いた後、まずは間違えた問題の解説を確認しましょう。解説を読むことで、自分の誤解を正すことができます。また、解説にはその問題に関するポイントが書かれていることが多いので、次回同じような問題が出た場合にも役立ちます。

❷間違えた問題を再度解く
解説を読んだ後は、少し期間を開けて再び間違えた問題を解いてみましょう。正解がわかっている問題でも、自分で解けるようになるまで何度も練習することが大切です。また、同じ問題を繰り返し解くことで、その問題に対する自信がついてきます。

❸良くできた問題も確認する
間違えた問題だけでなく、良くできた問題も確認しましょう。自分の得意分野を確認することで、自信を持って試験に臨むことができます。また、良くできた問題でも、もう一度解いてみることで、自分の理解度を確認することができます。

過去問題を活用した勉強の効果

問題を解いている男性の画像
過去問題を解くことで、自分の理解度を把握し弱点を発見できます。

過去問題を解くことで、実際の試験に出題される問題に慣れることができます。また、試験に出題される傾向や問題の種類を把握することができるため、効率的な学習ができます。さらに、過去問題を解くことで自分の知識や理解度を確認することができます。

過去問題を使った勉強の効果
  • 実践力をつけることができること
  • 試験形式に慣れること
  • 自分の弱点を発見すること

過去問題を使った勉強は、自分自身の成長を実感できるため、やりがいがあります。また、実際の試験での成績向上にもつながります。

過去問題で実践力をつけることができる

過去問題を解くことで実践力を身につけることができます。テキストを読んで理解するだけでは、実際に問題に取り組むこととは異なる部分があります。しかし、過去問題を解くことで、理論だけでなく実際の問題に直面した時の対処法を学ぶことができます。例えば、過去問題を解く中で「この問題では、この知識を使って解くことができる」と気づくことができた場合、実際の試験でも同様の問題が出題された場合、それを応用することができます。

過去問題で試験形式に慣れることができる

 過去問題を解くことで試験形式に慣れることができます。試験は時間内に限られた問題数を解かなければならないため、問題にどの程度の時間を割くべきかが重要なファクターとなります。過去問題を解くことで、時間配分をうまく行う練習ができます。また、試験形式に慣れることで、実際の試験に臨んだ時に緊張することが少なくなります。 

職業訓練校の試験は時間との勝負です。私の場合も1分に1問回答できるようしなければ時間が足りないくらいでした。受験当日は、国語と数学の2教科を受けましたが時間配分本当に大変です。その後すぐに面接を受けましたので、気持ちの整理も大変でした。

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過去問題で自分の弱点を発見できる

過去問題を解くことで自分の弱点を発見することができます。過去問題は、一般的なテキストの問題よりも出題範囲が広く、応用問題も多いため、自分がどのような問題に苦手意識を持っているかが明確になります。そのため、苦手意識のある分野を重点的に勉強することができ、効果的な学習が可能となります。

以上のように、過去問題を使った勉強方法は、実践力の向上や試験形式への慣れ、自分の弱点の発見などの効果があります。特に、試験直前の対策としても非常に有効であり、しっかりと活用することが大切です。

過去問題の課題と対策

黒板で問題を解いている様子
実際の試験の傾向や形式に慣れておくことで効果的な勉強ができます。

過去問題が古い場合の対策

過去問題が古い場合、試験の出題傾向が変わっている可能性があります。そのため、新しい試験範囲に合わせた参考書や問題集を使用することが大切です。また、最新の出題傾向を調べるために、試験の公式サイトや過去の受験者のブログなどを参考にすることも有効です。

過去問題が少ない場合の対策

過去問題が少ない場合は、類似した問題を解くことで対策することができます。例えば、同じ分野の問題を解くことで、試験で出題されるであろう考え方やアプローチを学ぶことができます。自身の都道府県以外の問題も参考にすることもできます。また、模擬試験を受けることで、実際の試験に近い形式の問題を解くことができます。

過去問題に頼りすぎると、試験範囲や出題形式の変化に対応できなくなる可能性があります。そのため、過去問題はあくまで勉強の一部であると認識し、問題集や参考書、模擬試験などを使って幅広い視点で学習することが大切です。また、解説を読んで自分の理解度を深め、自己評価を行うことも重要です。

職業訓練校の筆記試験勉強法ポイント

過去問題は、筆記試験に合わせた勉強方法であり、実際の試験で得点を上げるために欠かせないものです。過去問題を解くことで実践力をつけたり、試験形式に慣れたり、自分の弱点を発見することができます。

過去問題に頼りすぎることは避け、幅広い視点で学習することが大切です。過去問題を有効に活用し、効率的な勉強を目指しましょう。

過去問題を解くことで、自分の理解度や実力を試すことができます。また、解答解説を読むことで、自分の間違いや理解不足に気付くことができます。

過去問題以外の勉強法も併用することの大切さ

過去問題を使った勉強は非常に有効ですが、それだけで十分なわけではありません。過去問題はあくまでも過去に出題された問題であり、それ以外の出題も予想されます。そのため、参考書や問題集などを使って基礎から学ぶことも重要です。

実際の試験も、非常にレベルが高い場合があります。福岡の職業訓練校の入校試験を受けた時に感じました。事前に過去問題でおおまかな時間配分を計算しておくことは効果的です。

職業訓練校の筆記試験対策【体験談】まとめ

職業訓練校の選考試験は筆記と面接です。(一部面接、適性検査のみのところもあります)いかに攻略するかは、筆記試験を突破できないと面接までのメンタルが持ちません。筆記試験対策としての過去問題を使った勉強は、今の自分の実力を知ることができ、ある種の自信が付きます。

しかし過去問題には限界があり、常に新しい問題に対応するためには、過去問題以外の勉強法も併用する必要があります。可能な限り高校受験のための問題集の勉強をしたり、特に数学の高校1.2年生問題集までできた方が応用力がつきます。

過去問題を解くことで得られるスキルは、受験や仕事に限定されるものではありません。自分の弱点を発見し、改善することができる能力は、人生のあらゆる局面で重要です。あとは、悔いのないよう対策を実践されることです。この記事が参考になれば幸いです

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